前々回の初投稿の記事といい、前回の記事といい、無駄に長くなる傾向があることがはっきりしましたnishicon(ニシコン)です。短くまとめようと意識しているのですが、「あれも伝えとかないと」というのが途中で湧いてきます。不要だなと思ったらその部分は無視するか、すぐにまとめに飛んでくださいね!
目次
はじめに

前々回の記事では「最初はどんなタックルを選ぶべきか」、前回の記事では「どのスピニングリールを買えばいいのか」について説明してきました。
今回は、スピニングロッドおススメの1本を価格帯別にご紹介します。
最初の記事でもお伝えしていましたが、最初の1本は6フィート3インチ~6フィート8インチ(2m前後)くらいのLクラスの2ピースロッドが使いやすいです。
また、価格は店頭での実売価格を目安にしています。
1万円以下
この価格帯にも、それなりに使えるロッドはあります。それで問題なくバスが釣れるでしょう。簡単な話、バスプロに1万円以下のロッドとリールを渡しても、きっとめちゃくちゃ釣ります。
昨年、バスプロの方にガイドをお願いして、一緒に釣りをしたことがあったのですが、10年前くらいの中位モデルを使って、簡単に釣りまくっていました。10年前の中位モデルは、現在この価格帯のようなスペックです。私たちにガイドしつつ、たまに竿を出してはすぐ釣る…。凄かったです。
つまりは高いタックルだから釣れるとかではないということです。釣れる魚は確かに増えるのでしょうが、ギリギリ釣れるか釣れないかという難しい魚を釣るとき以外は影響がなさそうです。高いタックルは快適度、所有感などに影響してくると考えておいてください。要はテンションが上がるってこと!
この価格帯、すこし迷いましたが、まあ結局これだなというシリーズがモデルチェンジしたのでそれをおススメしたいと思います。
〇メジャークラフトのバスパラ632L・662L(7000円前後)
「最初にここを通る人多いよなぁ」、「ザ・ベーシック」という感じです。
この価格帯はダイワのバスX、シマノのバスワンXTなどもあります。バスXは軽くて使いやすいですが、バスロッドにしては弱いと感じますし、バスワンXTはシマノのロッドの良さのシャキッと感が出てないというか、少しダルく感じます(グリップの部分はとても良いと思います)。
結局もろもろのバランスがちょうど良いのが新しいバスパラで、バスXやバスワンXTより1000円~2000円ほど安いです。
多くのバス釣り初心者の方が使ってきたバスパラが、昨年モデルチェンジして使いやすさはそのままにシャープになりました。(今も店頭では旧モデルが安売りしているかもしれませんが、メジャークラフトのモデルチェンジ周期はかなり長く、現モデルとの差が凄いので買わない方がいいです。)
重量は不明ですが十分軽いです。メジャークラフトは重量を公表していません。同じ機種の同じ番手でも個体によって重さの差が少し出てしまい、載せていないということらしいです。(ちなみに公表してるメーカーの製品も実際測ったらそれなりに誤差はあります。私はメジャークラフトのLクラスのロッドを持っていますので、そこから予想すると、632Lが95g前後で、662Lが100g前後だと思います。あくまで予想ですので正しいかは分かりませんが、目安ということでお願いします。)
![]() | 価格:7,524円 |

1万円~2万円
リールではこの価格帯が最初の一台におススメだとお伝えしましたが、ロッドの世界ではこの価格帯で十分バスプロの戦力になっているモデルが存在します。シマノさんが思いっきりやっちまって(笑)ますので、シマノのロッドを2本紹介いたします。
〇ゾディアス264L-2・268L-2(14000円前後)
〇エクスプライド266L-2(18000円前後)
「なぁんにも不満がない!」、「不満がないどころかむしろ凄い!」、「超使いやすい!」そんな感じです。
日本のトーナメントで活躍する黒田プロや佐々プロ、本場アメリカのトーナメントで活躍する深江プロなどが実際に試合で愛用しています。
なぜそのクオリティをこの価格帯で出せるかというと、シンプルにたくさん売るからです。シマノは日本では2大メーカーですし、そして海外でもかなりの知名度があります。国内外でめちゃくちゃ売れる(海外では特にゾディアス)ので、攻めたスペックにしても元が取れるということらしいです。
シャキッとしているのによく曲がる、つまり感度も強度も高くて投げやすいという素晴らしいロッドです。
素材の違いで特徴が変わり、エクスプライドの方がシャキッとしていて感度が高く、ゾディアスの方がマイルドで投げやすいです。また、モデルチェンジのタイミングで、ゾディアスの方が先にカーボンモノコックグリップという、軽量化と感度の向上に貢献するシステムを搭載しました。
あと違う所といえば、エクスプライドには1年間の保証書がついていて、ゾディアスにはないということです。もしエクスプライドが壊れてしまったら、1年以内であれば4000円で修理してくれます。(正確には本体価格20000円以上であればゾディアスにも保証書がつきます。)
重量はゾディアス264L-2が92g、268Lが95gで、エクスプライド266Lが97gです。(102gと表記されていますが、おそらく下の2610ML-2と入れ替わってしまっていると思います。1ピースの266Lが97gですし…、シマノは番手が多すぎるのか、表記ミスもそれなりにあります。今年のフィッシングショー大阪で社員の方に気づいていたものは全部お伝えしようと思っていたのですが、見事インフルにかかって行けませんでした…涙)
(7月24日追記:※お恥ずかしい話ですが、エクスプライドの件は私が間違っておりました。たまたま店頭で見つけて確認したところ、2610ML-2がしっかりと97gでした。偉そうに言っていて、申し訳ありませんでした。)
![]() | シマノ 20 ゾディアス 264L-2(スピニング 2ピース) 価格:14,399円 |

![]() | シマノ 17 エクスプライド 266L-2 (バスロッド スピニング) 価格:20,790円 |

番外編
「いやいや、ゾディアスとエクスプライドが凄いのは分かった」と、でも、「デザインが気に入らない」とか、「みんな使ってるのはつまらない」とか、そういう感覚になった方もいらっしゃることでしょう。(正直私もゾディアスはデザイン的に合うリール少ないなと思っています。コルクグリップが嫌いでエクスプライドはパスという友人もいます。)
そんなあなたに!(笑)、もう1つ紹介しておきます。
〇メガバスのレヴァンテF2-69LV2P(18000円前後)
「か、かっこいい…」、「いろんなリールに合わせやすい!」そんな感じです。
見た目のことばっかり言っていますが、リンク先のHPでも書いてある通りアメリカで活躍するプロが使用しているモデルでもあり、しっかり基礎性能はあり、カッチリしていながらとても使いやすいです。
エクスプライドと同じくらいの価格ですが、シマノは自社工場、メガバスは他社のOEMでロッドを作っています。同じ金額なら基本的には自社工場の方が性能が高いと思っておいてください。OEMは外注金額に自社の利益を乗せるので少し金額が高くなります。
また、保証書はついていますが、免責額は1万円です。先ほどのエクスプライドの4000円との差は大きすぎます。
重量は101gで、紹介してきた中では重いほうですが、十分軽いですし、その少しの重さがロッドの「カッチリとした」という部分に貢献しているので、意味のある重さのように感じます。
そして…、私の説明をよく読んで覚えていただいていた方は、「待てぃ!」となるかもしれません。69LVと書いていますので、6フィート9インチです。「お前の言ってた6フィート3インチから6フィート8インチから外れとるやないか!」ということです。「細けぇな…、1インチ(2.5cm)くらい良いよ別に…」って思う方はそれで納得してください(笑)。
一応お伝えしておくと、ちょうど1インチくらいリールシート(リールをつけるところ)の位置が高いはずです。なので手元からの長さは6フィート8インチのロッドとほぼ変わらないと思います。レヴァンテにはよくある長さから1インチずれた番手がいくつかありますが、おそらくそういうことだと思います(すべてを見たわけではないので正しいかわかりませんが、違う番手ですが確実に1つはそうでした…)。
![]() | 【7月15日限定エントリーで12倍最大27倍】メガバス LEVANTE(レウ゛ァンテ) SP JP F2-69LVS 2P (スピニング) 価格:17,028円 |

まとめ
おかしいな…、長くなりすぎないようにと思ってリール編と比べて減らしたことがいくつかあるのに…。結局長い…。しばらく慣れるまでは長く読みにくいブログにお付き合いいただければなと思います(笑)。
まとめると、メジャークラフトのバスパラ632L・662L(7000円前後)、シマノのゾディアス264L-2・268L-2(14000円前後)、シマノのエクスプライド266L-2(18000円前後)、メガバスのレヴァンテF2-69LV2Pです。
思うとダイワが入っていない…。ブレイゾンとかも良いと思いますし、今年新しでたリベリオンとかも素晴らしいと思います。決めた枠の中にうまくハマらなかっただけです(汗)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回はベイトタックルの話になる予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

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