前回の初投稿では、バス釣りを始めるときの最初の1タックルについて説明しました。友人に見てもらったところ、「長い」、「論文みたい」、「まとめだけ読んだ」、「分かりやすい」、「おもしろい」などとご評価いただきました。後ろの好評価はもともと釣り好きな人からの評価なので、本来の目的に合っているかはとても疑問です(笑)。今回は、それを踏まえて読みやすい記事を心がけていきたいと思います。
目次
はじめに

前回の記事では、バス釣り初心者の最初の1本として、スピニングタックルについて説明しました。
今回はその中で、「で、実際どのリール買えばいいの?」という声(「ん、どこにそんな声があった?」とか言わないで)にお応えして、私が数あるリールの中から価格帯別に厳選した1台をおススメさせていただきます!完全に独断と偏見ですが、真剣に選びました(笑)。ご参考にしていただければ幸いです。
価格については、メーカーの小売希望価格ではく、店頭での実売価格を目安にしています。
あとは番手ですが、前回の記事の通り2500Sがおススメです!
1万円以下
安いからダメなんじゃないかと不安に思われるかもしれません。一万円以下のリールはダメという方もいます。ですが、全く問題なくバス釣りができます。この価格帯のリールで釣りまくってる方もそれなりにいるでしょう。実際ワゴンセールの超安いリールで、目の前でデカバスを釣られたことがあります。しかも2本も(笑)!
ただ、正直使い心地は良くないです。初心者の方であれば、気にならないかもしれませんが、うっかり誰かの高いリールを触ってしまったら…、急に満足できなくなるかもしれません(笑)。すぐもっと良いリールが欲しくなって新しく買ってしまう、「はじめから良いやつ買っておけばよかった…」となりやすいです。
そういう価格帯ですが、今年のモデルチェンジで凄いのが出て来ました!
〇ダイワのレブロス(7000円前後)
「あ~あ、ダイワさん、やってくれたな…」と。「この価格帯でこんなにいい巻き味のリール出しちゃうの?」みたいな。そんな感じです(どんな感じだ)。
この価格帯のリールはほとんどの釣具屋さんで自由に触れるようになっています。同価格帯のいろんなリールとレブロスを触り比べてみましょう。言っている意味が分かるはずです。納得したらレジに持っていきましょう。
重量は220gです。10年前くらいの基準なら軽い方、5年前くらいの基準なら普通くらいです。今のリールが軽すぎるだけで、全く問題のない重さです。
![]() | ダイワ(Daiwa) リール 20 レブロス LT2500S 価格:6,853円 |

1万円~1万5千円
最初の1台は1万円台がちょうど良いのではないかと思います。つまり、この価格帯か次の価格帯ということです。ある程度良いものを使い、いろんな良し悪しが分かってきて、ちょっとしたワガママが出てきたところで(笑)、高級リールに行くのが良いと思います。
そしてこの価格帯でのおススメも迷わず一択です。
〇ダイワのフリームスLT(13000円前後)
「いやいや…これで何か不満ありますか?」「いいえ、ありません!」という感じです(笑)。最低限必要なレベルは全て満たしていて、この先はもう贅沢の領域かなと思います。
「何言ってんのコイツ?」と思った方も、大きな釣具屋ならこの価格帯も自由に触れるようになっていることもありますので、ぜひ触ってみてください。このリールを基準にしたらいろんなリールの良し悪しが分かりやすいのではないでしょうか。
重量は205gです。10年前なら最軽量、5年前でも軽量な部類に入ります。本当にここ10年の釣り道具の進化は凄まじいです。
![]() | 価格:13,321円 |

1万5千円~2万円
上記のとおり、こちらも最初の1台にちょうどいい価格帯です。ここからはちょっと贅沢なところが出てくると思います。
そして申し訳ないのですが、この価格帯は2台まで絞ったあと、選べませんでした(苦笑)。もう好みの問題でなので2台紹介いたします。
〇ダイワのタトゥーラ(18000円前後)
「え、こんなにカッチリしてるのにこんなに軽快でいいんですか?」という感じです(笑)。あと、シンプルでカッコいいです。
ダイワはLT(ライト&タフ)というコンセプトのリールを数機種出しています。先ほどのフリームスもそのコンセプトですが、上記の感想の通り、タトゥーラがLTコンセプトのど真ん中のリールだなと思います。
重さは185gです。5年前なら最軽量クラスです。もう十分軽いです。
「というかさっきからダイワばっかりじゃねーか!」と思った皆さん、そうです、私がダイワの回し者…ではありません(笑)。どちらかというとシマノ派です。ちなみに、ダイワとシマノが日本の2大総合メーカーですが、低価格帯において、使い心地やデザインはダイワが上回っています…。
![]() | ダイワ 18 タトゥーラ LT 2500S (スピニングリール) 価格:19,976円 |

〇シマノのストラディック(18000円前後)
「めっちゃカッコいい!」「よく見るといろいろ工夫されてるな~」という感じです(笑)。
このリールは金属的な重厚感があります。性能が落ちず長期間使える丈夫なリールだと思います。その分、巻き出しは重いので、ここまで紹介したリールと巻き比べてみると巻きにくいと感じるかもしれません。ですが、このリールの長所は巻き続けたときの安定感です。
重量も220gで最初に紹介したレブロスと同じです。1万円も差があるのに…。ですがこの場合は意味のある重さとなり、上記の巻きの安定感と合わさって、ハードルアーを巻いていく釣りにとても向いています。
また、スプール(糸を巻き付けるところ)の形状が最上位機種と同じデザインで、遠投性能がアップしました。5%というのはかなり微妙ですが…。
あとは、スピニングの3大ライントラブル(笑)の1つ、“スプール内部に糸が入り込む”は起こりません。糸が入らないようにボディにネズミ返しのような形になっています。(↓こちらです。同じシステムがついた別のリールです。)

「お前このリールだけ説明長ぇじゃねーか!」と思った皆さん、そうです、私がシマノ派…だからではなく(笑)、このリールの良さは分かりにくいところにあると思ったからです。長々と失礼いたしました。
![]() | シマノ(SHIMANO) 19ストラディック 2500S 04016 価格:18,910円 |

2万~2万5千円
最後はこの価格帯です。これより高いリールも存在しますが、これ以上行ったら後のグレードアップの楽しみがなくなってしまいます。というより、シンプルにオーバースペックです。この先の価格帯は、長所を突き詰めた結果、逆に使いこなせないという状況もあり得ます。
この価格帯では、今回登場する中でもっとも古いモデルですが、これしかないと自信を持っておススメします!
〇シマノのストラディックci4+(22000円前後)
「え、こんなにカッチリしてるのにこんなに軽快でいいんですか?」という感じです。
「それさっき見たわぁ!」と笑い飯の西田さんばりに思った皆さん、そうです、ダイワのタトゥーラと同じ感想です。ダイワのLTコンセプトは2018年からですが、シマノのストラディックci4+は1年半前からそのレベルです。当時はクイックレスポンスシリーズとして打ち出していました。一つ言えるのはダイワの方が広告上手いということですね。
最初の画像でも分かる通り、所有して3年程使用しました。軽量(185g)で、巻き出しも軽快で、なぜか巻きも安定しやすく、非常に使いやすかったです。(本来巻き出しが軽いと安定しにくいので、これはたまたまちょうど良いバランスだったのかも知れませんが…。)
現在は、これから釣りが上手くなっていく方のもとで働いてくれています。
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ただ一つ、このリールにしようと思った方は、もう少し待つことをおススメします。なぜなら、モデルチェンジがすぐそこまで来ているからです。おそらく今年の夏、遅くて来年の春に新しいモデルが発売されます。
かなり進化して登場する(タイミング的にもコンセプト的にも価格的にもダイワのルビアスという凄いリールに当てに来るはず)と思いますので、それを買ってもいいですし、そのタイミングで旧モデルが安く売り出されるので、それを狙うのもありです。
まとめ
記事の最初にした決意とは何だったのか…(笑)、結局ダラダラと長文になってしまいました。
まとめると、レブロス(7000円)、フリームス(13000円)、タトゥーラかストラディック(18000円)、ストラディックci4+(22000円※)です。
念のためもう一度番手の確認をしておきますが、2500Sが基本です。くれぐれもお忘れなく!
今回も最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました。次回はロッドについて同じように価格帯別にまとめていきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。
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